プレゼンがうまくなる!「失敗を防ぐ3つのポイント」を徹底解説
今回のテーマは「プレゼンがうまくなるコツ」。
プレゼンと聞くと、会議や講演、新商品の発表など、少し堅苦しいイメージを持たれる方もいるかもしれません。
でも、日常生活や学校の発表など、いろんな場面で使われるスキル。
たとえば、小中学生が「自分の好きな食べ物」をテーマに発表したり、研究発表をしたりするのも立派なプレゼン。
プレゼンを一言でまとめるなら、「誰かに何かをわかりやすく伝えること」。
では、「わかりやすく伝える」ためには、どんなことを意識すればいいのでしょうか?
今日は、よくある失敗例を3つ挙げながら、そこから学べる改善策をお伝えします!
動画でご覧になりたい方はこちら
有効な動画のURLを指定してください。
目次
失敗あるある①「スライドに原稿を全部入れてしまう」
まず最初の失敗例は、「スライドに原稿を全部書いてしまう」ことです。
これ、かなりよく見かけます!
「全部覚えられないから、スライドに全部書いておこう」
――こんな心理、すごくわかります。
でも、実はこれが聞き手にとっては逆効果。
なぜダメなのか?
・スライドに文字が多すぎると、聞き手はスライドを読むことに気を取られ、話を聞かなくなる。
・長い文章を見るだけで、「なんだか難しい話だな…」と思考停止してしまう。
・資料を配布している場合、聞き手はスライドではなく資料ばかり読んでしまう。
つまり、スライドが文字だらけだと、プレゼンの目的である「話を聞いてもらう」ことが達成されないのです。
解決策
・スライドには大事なキーワードだけを書く。
・詳しい原稿を作りたい場合は、原稿を別に作る。
パワーポイントなら「ノート機能」に記載するのがおすすめ。
・もし資料を配布するなら、資料とスライドは別物として考える。
資料は詳細情報、スライドは補助ツールと割り切ることがポイントです。
失敗あるある②「スライドに図が多すぎる」
次の失敗例は、「スライドに図やグラフを詰め込みすぎる」こと。
これも非常にありがちな問題です…!
たとえば、1つのスライドにグラフを4つも並べたとします。
聞き手はこう思います。
「え? 今、どのグラフの話をしているの?」
結果として、内容が頭に入らず、聞くのをやめてしまいます。
なぜダメなのか?
・図が多すぎると、聞き手が迷子になる。
・内容が整理されていないと、「なんだか難しい話だな…」と感じさせてしまう。
解決策
・スライドは1ページ1メッセージを基本に作る。
・グラフを複数載せたい場合は、スライドを分割して1つずつ説明し、最後に比較用のスライドを作る。
・写真や図も、基本的には1枚だけにしぼる。
情報が少ない方が聞き手に伝わりやすくなります!
失敗あるある③「難しい言葉を使いすぎる」
最後に挙げるのは、「難しい言葉の羅列」。
これも失敗の典型例です…!
プレゼンをするとき、「頭が良さそうに見せたい」という気持ちから、つい専門用語やカタカナ英語を多用してしまうことがあります。
でも、こういった言葉を並べると、聞き手が話についていけなくなるんです。
たとえば
「アウトソーシング」
「DX」
「フロントエンド」
といった言葉。
一部の人にはわかりやすいかもしれませんが、聞き手全員が理解できるとは限りません。
解決策
・聞き手に合わせた言葉を選ぶ。
特に、聞き手の中で「最も詳しくなそうな人」を基準にするのがおすすめ。
・難しい言葉を使う場合は、補足説明を入れる。
たとえば、「DX」は「デジタルトランスフォーメーションの略で、企業がデジタル技術を活用して変革を進めること」と補足するだけで、理解度が大きく変わります。
・一般用語で説明できる場合は、そちらを優先。
ちなみに、「デジタル」や「インターネット」などは説明が不要な言葉と言えます。
聞き手に寄り添うプレゼンが成功の鍵
プレゼンは、一方的に話す時間がどうしても長くなります。
だからこそ、聞き手を置いてけぼりにしないことが重要。
以前、税理士さんが私のレッスンを受講してくださり、セミナー内容を一緒に考えたことがあります。
その際、「確定申告」という非常に基礎的な内容から説明したところ、セミナーが大変好評でした。
わかりやすく話すことで、聞き手は安心し、内容を受け入れやすくなります。
「頭が悪いと思われたくない」という気持ちを捨てて、一番わからない人に合わせるプレゼンを意識しましょう。
それだけで、ぐっと伝わりやすくなります。
全五回・メルマガ限定・話し方のコツをまとめたショート動画をお送りします。その後も毎週金曜お昼にメルマガ限定のラジオを配信しています。(いつでも配信解除できます)
まとめ:失敗を防ぐ3つのポイント
1. スライドに原稿を全部入れない:話す内容はスライドに全て書かない。大事なキーワードだけで十分!
2. スライドは1ページ1メッセージ:図や写真は1つだけ。複数ある場合はスライドを分割する。
3. 難しい言葉を避ける:聞き手の知識に合わせて言葉を選び、必要なら説明を加える。
この3つを意識するだけで、プレゼンの質が格段に上がります!
次のプレゼンでぜひ試してみてください。
関連記事