スピーチトレーニング:話し方改善のために必要な3つのステップ

column 2024.2.27

 
大勢の人の前でも堂々とスピーチできる能力が身につき、プレゼン技術が上がり、自信が持て性格が変わりビジネスもプライベートも充実させることが期待できるスピーチトレーニング。
 
ではその「堂々とスピーチできる能力」は、どうしたら身につけることができるのでしょうか。
 
必要なことを3つにまとめました。

①知識をつける
②場数をふむ
③適切なフィードバック

この3つです。それぞれご説明します。
 

 
 

①知識をつける〜勘違いからの解放〜

 
たくさんの人の前で話すために、知っていたほうがいい情報がたくさんあります。
正しい知識を得ることで、勘違いから解放され、本来自分が目指すべき方向性がわかります。
 
情報が溢れている現代社会…スピーチ・話し方に関しても、正しいとは言えない情報が多くあります。
 
たとえば
「声を高くすると明るく聞こえる」
「口を大きく開けると滑舌良く聞こえる」
特にこの2つは本当によく耳にします。
 
私はアナウンサーとしてニッポン放送に入社しましたが、原稿読みもフリートークもまったくうまくいきませんでした
元々あがり症だったことに加え、この2つの情報「声を高くする」と「口を大きく開ける」を実践していたことが拍車をかけました。
 
よく考えればわかることですが、人間は十人十色
身長も体格も性格も人それぞれなので、出しやすい音程も人によって異なります。
そのため、高い声=明るい声という情報は誤り
 
また、口(口の外側、唇)を大きく開ければ、本来日本語に必要な滑らかさが損なわれるため、滑舌は悪くなります
口腔内(口の中)に空間をキープし、唇は大きく開けないのがベスト(もちろん爆笑するなどして口が大きく開くことはあります。それをわざとやるのは違うということ)。

 
 

①知識をつける〜学際的な情報〜

 
「話し方 プレゼン」で検索すると、いろいろな人の動画やブログ出てきますが、プレゼンの“内容の作り方”の話であることがほとんど。
 
もちろん内容も大事ですが、それだけでは足りないのも事実。
 
私は以下の6つの要素すべての知識が必要だと考えています。
 
<1>内容・・・中身、構成、言葉選び、語彙力など
<2>話し方・・・抑揚、スピード、間など
<3>メンタル・・・緊張対策、マインドコントロール
<4>声・・・発声、滑舌、感情表現など
<5>見た目・・・表情、姿勢、ジェスチャー、スライドの見せ方など
<6>コミュニケーション・・・やりとり、会話、回答など

 
 
私はアナウンサーとして研修を受けることができたことに加え、運良くラジオ局に就職できたため、自分で原稿を作成する機会が多々あり、放送作家さんから構成方法を習うこともできました。
 
また、学生時代から学んでいる日本語学とともに、音声学や、脳神経学認知行動療法を独学で学び、取り入れています。
 
スピーチスキル向上に、日本語学や音声学の詳しい知識が必要かというと、そうではありませんが(トーク講師には必要ですが)、どれかひとつの要素だけでは、やっぱり足りないと感じます。
 
たとえば、緊張して頭が真っ白になる方は、<3>メンタルの緊張対策が必須ですが、内容の見直しから行えると、本番が楽になります。
 
自分の声を変えたいと思っている方は、まず<4>声、ですが、発声方法の見直しだけでなく、話し方が半笑いだったり、固かったりすることで、声が気になっている可能性があります。
 
それぞれの分野で役に立つ知識を、このコラムや、メルマガでお伝えしていきますね。

 

 
 

②場数を踏む〜概要〜

 
実践は大事ですね。
どんなに知識があっても、まったく場数が踏めなければ、上達が見込めないのもこの分野の難しさ。
 
プレゼンの機会がある方や、会社で朝礼がある方は、それが場数になりますので、一回一回を大事に準備することで、スキルアップが見込めます。
 
本番の機会がまったくない方は、その機会を作ることで場数を踏めます。
YouTubeやPodcastなどを開設するのもいいですし、ひとりでオンライン会議システムを立ち上げ、録画をするのもいいですね。
 
私のレッスンの受講もおすすめです。
「五戸美樹のスピーチトレーニング」には、マンツーマンレッスンと、グループレッスンをメインコンテンツとしたオンラインサロンがあります。

 
 

②場数を踏む〜グループレッスン〜

 
「五戸美樹のスピーチトレーニングサロン」では、毎週、オンライン会議システム「Zoom」でグループレッスンを開催しています。
日程は平日12時〜13時、あるいは土曜10時〜11時。
 
グループレッスンには毎回テーマがあります。
テーマが「フリートーク」なら、私五戸の簡単な解説後、参加メンバーの皆さんが順番にチャレンジします。
それぞれのチャレンジ後、私からフィードバックをお伝えするまでがワンセットです。
 
他メンバーの皆さんのトークも参考になるので、はじめは見学だけでも問題ありません。
 
以下は、これまでの主なレッスン内容です。
「テーマトーク」
事前に3つのテーマをお出しし、そのうちのどれかについて1〜3分程度スピーチ
 
「プレゼン」
こちらで用意するスライドを使って、とある新商品についてプレゼンテーション
 
「朗読」
短編小説や絵本の一部を朗読
 
「インタビュー」
メンバー同士で3〜5分程度のインタビューを実施
 
ほかに「ボイトレ」や「食レポ」、「司会」や「原稿読み」、「話し言葉変換」など、さまざまなスピーチトレーニングに挑戦していただいています。


 
サロンメンバーは、全てのアーカイブ動画(過去のレッスン)の視聴が可能です。
過去のグループレッスンの内容はライブラリにまとめました。
https://lounge.dmm.com/content/10943/
 
※当サロンには“入会条件”があります。詳しくはサロン紹介をご覧ください。
https://lounge.dmm.com/detail/2215/index/

 
 

③適切なフィードバック

 
場数を踏んでも、振り返ることがなければ、スキルアップにはとても時間がかかります。
 
もちろん、本番経験を積み重ねることで、はじめの緊張感はなくなり、自分なりの対策方法が思いつくようになりますが、他者の目線は大事です。
誰も何も指摘してくれない環境にある社長や校長先生が、つまらない話を長々としているのを見かけたことはありませんか。
 
とはいえ、フィードバックが抽象的だと、何を改善すればいいのかわからず、困ってしまうもの。
「なんとなく覇気がなかった」や「もっとメリハリがいるんじゃないかな」などと言われても、「どこをどう?」と思ってしまいますよね。
 
適切なフィードバックとは、具体的で、改善が可能で、本人の魅力を引き出すものです。
 
ご自身で録音を聴くなどして振り返る際は、今自分の課題は何なのか、具体的に考えてみてください。
「なんとなく全部下手だな…」と思うと、次の機会が嫌になるもの。
要素を分解して、「内容はまぁまぁだけど、話し方が棒読みだったな」と分析することで、ひとりでフィードバックができます。
 
もちろん私のレッスンのフィードバックを頼っていただくのも大歓迎です!

 
 

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五戸美樹のスピーチトレーニング

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