成女高校 パフォーマンスフェスティバル
成女高校の「パフォーマンスフェスティバル」が無事終了しました。
成女高校では昨年度から「表現プログラム」がはじまりました。
選択制の授業で、「フォト」や「ダンス」や「トーク」などの中から好きなものを選び、自分を表現する方法を学びます。
私は非常勤講師としてトークのクラスを担当しており、今年度も「たくさんの人の前でも自然に話す」のを目標に、インタビュー撮影や、ラジオ収録を体験してもらい、実践を重ねていきました。
そんな一年間の集大成を発表するのが「パフォーマンスフェスティバル」!
都内のホールを貸し切り、ステージに立ち、マイクを使って、グループプレゼンに挑戦してもらいました。
コロナの影響で、残念ながら無観客の収録という形にはなりましたが、学校で話すのとは一味違った雰囲気が感じられたと思います。
そんな今回のパフォーマンスフェスで私がこっそり持っていた”隠れ目標”は、「大人側の自己満足にならないようにすること」と、生徒さんたちにとって「嫌な思い出やトラウマにならないようにすること」、でした。
私がテーマを考えて原稿を作って、生徒さんたちが読むだけなら、手早くそれなりのものができてしまいますが、そうはせず、プレゼンのテーマを何にするかを一番話し合ってもらいました。
結果、一番言いたいことでまとめられたのではないかと思います。簡単に言うと、学校によくある、入学してからしかわからない不文律のルールについてですね。
本番は、理想としては原稿を見ずにスライドを指差しながら話すことではありますが、原稿を見ないことを目標にしてしまうと、結局作文の丸暗記になってしまって、文言が飛ぶと頭が真っ白になって嫌な思い出になる可能性を考えて、原稿は手に持って、なるべく顔を上げてもらうようにしました。
今日はみんな、今までで一番良かったんじゃないかなと思います。
トークという分野はこれからもずーっと付き合っていく必要がありますので、進級や進学後も向き合ってもらえると嬉しいなと思いました。